小学校教師しゅんの青年海外協力隊ライフ

こどもの笑顔が世界をつくる。ボツワナの小学校で活動する青年海外協力隊員が、日々の活動やボツワナの文化、感じたこと・考えたことなどを発信していきます。

ボツワナの学力ランキング

先日行われた7年生の小学校卒業試験(PSLE)の結果が出たそうです。


僕も入れてもらっているハンチ小学校のWhatsAppのグループチャットで、流れてきました。

ボツワナでは、C以上(50%以上)が取れていれば及第点とみなされるので、そのパーセンテージでランキングが出されます。


では、発表します!!

どーん!


1. South East 84.65%
2. North East 83.63%
3. Chobe 77.43%
4. Central 76.4%
5. Kgatleng 72.1%
6. Southern 71.5%
7. Kweneng 69.8%
8, North West 65.15%
9. Kgalagadi 64.13%
10. Ghanzi 54.81%


地図も載せておきます。


…見よ、我がハンチ地区の実力を。(震え声)

やはり最下位。笑

ほとんど半分くらいの子が合格点に届いていません。

噂どおりでした。


これまでもお伝えしてきたように、ハンチ地区はさまざまな言語を話す部族が存在しているため、ツワナ語や英語の習得が遅れてしまいます。

それによって、他の教科の学習も遅れてしまい、全体的な学力も伸び悩んでしまう、と僕は見ています。


一位のSouth Eastは首都ハボロネのある地区です。

やはり首都圏は教育環境が整っているようですね。

日本では東京都の学力は他の県と比べるとそれほど高くはないので、それだけ地方にも質の高い教育が行き届いているのではないかと思います。



ちなみに、ハンチ小学校は、ハンチ地区の中ではまだ良い方です。


1. Kgaphamadi 86
2. Ncojane 72.5
3. Kabakae 68.6
4. Gantsi 67.8
5. Boipelo 63.6
6. Chobokwane 62.5
7. New kanagas 59.5
8. East hanahai 59.26
9. West hanahai 59.1
10. Karakubis 57.1
11. Makunda 53
12. Kalkfontein 48.9
13. Kjoe 48
14. Kanagas 42.6
15. Dekar 41.7
16. Bere 40
17. Kuke 37.1
18 grootlaget 21.95
19.metsimantsho 21.4
20.kole 17.6
21. Kacgae 17.4
22. Qabo 11.6


四位ですが、それでも67.8%です。

1/3ほどの子供たちは合格点に届いていません。

また、去年は70%だったそうなので、少し下がっています。

一位がお隣のカパマディ小学校なので、校長先生も悔しそうにしてました。

なんとしても、来年の算数と理科の成績を上げてくれ、と頼まれました。

がんばります…!


それにしても、最下位のカーボ小学校はハンパないですね。

11.6%!!

9割くらいの子たちが合格点に届いていません。


合格点に届かなかったからと言って中学校に進めないとかそういうことはないそうなのですが、

それにしてもこのまま進んだところで中学校の学習内容はちんぷんかんぷんだと思います。


ハンチ地区全体の、学力の底上げが必要ですね。

カーボ小学校も、サン族の人たちが多く暮らす地域にあります。

文法もまったく違うサン族の人たちにとって、ツワナ語や英語を習得していくのはかなり大変なのだと思います。

僕だけでは解決できない、難しい問題です…。


とにかくまずは自分のハンチ小学校から。
できることを、積み重ねていこうと思います。



それでは。シャープ!👍



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