小学校教師しゅんの青年海外協力隊ライフ

こどもの笑顔が世界をつくる。ボツワナの小学校で活動する青年海外協力隊員が、日々の活動やボツワナの文化、感じたこと・考えたことなどを発信していきます。

ロアーピのツワナ語講座15.人称代名詞(強調)

ツワナ語講座14.で話しきれなかった、「強調人称代名詞」について説明します。


「ツワナ語講座14.」はこちら↓
ロアーピのツワナ語講座14.人称代名詞(主語) - 小学校教師しゅんの青年海外協力隊ライフ



〈強調人称代名詞〉


これらは、だれのことについて話しているのかを明確にするために存在する代名詞です。


前回、一人称の"Ke"や二人称の"O"を、

三人称でも使うからまぎらしい、という話をしました。

強調人称代名詞を使えばそれをはっきりさせることができます。


ツワナ語講座14.で説明した主格人称代名詞と一緒に使います。


自分のことを話していることを強調したいときは、

Nna ke ja nama

「私は」肉を食べます/食べています


相手のことを話していることを強調したいときは、

Wena o ja nama

「あなたは」肉を食べます/食べています


三者のことを話していることを強調したいときは

Ene o ja nama

「彼/彼女は」肉を食べます/食べています



じゃあ全部これでいいじゃん、と思うかもしれませんが、

日常生活で話す大半のことは自分と相手についてのことなので、

普段から強調してしまうと変な感じになってしまいます。


なので、強調人称代名詞は、第三者のことを話していることを強調するための"Ene"が一番よく使われる気がします。



"Nna" がよく使われるときはたとえば、

相手が「あなた、〇〇なんでしょ?」と、ちょっと意外なことを聞いてきたときなどに、

"Nna?" 「え、私?」

って感じでよく使われます。

それに対して、

"Wena" 「あなただよ」

って感じで返されることがあります。



あとは、

「私も」とか、「あなたも」とかを表したいときもよく使われます。

"and" を表す、"le"と一緒に使います。


たとえば、

O teng? 「元気?」

Ke teng. Le wena o teng? 「元気だよ。あなたは?」

Le nna ke teng. 「私も元気だよ。」

って感じです。



以上、強調人称代名詞の紹介でした。


そもそも最初から主語になる人称代名詞の、三人称単数形を"Ke"とか"O"とかにしなければこんなに混乱しないと思うのですが…。笑

言葉って、おもしろいですよね。

ツワナ語の歴史を調べれば、何か理由があるのかもしれません。



それでは。シャープ!👍



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