小学校教師しゅんの青年海外協力隊ライフ

こどもの笑顔が世界をつくる。ボツワナの小学校で活動する青年海外協力隊員が、日々の活動やボツワナの文化、感じたこと・考えたことなどを発信していきます。

10年前の自分と、10年後の自分へ

今日は僕の27歳の誕生日でした。




ゲストハウスのスタッフと、近くにいたおっちゃんたちに、お祝いしてもらいました!

ちなみに、ケーキとジュースはすべて自腹です。笑

誕生日の夜を一人で過ごすのはさみしすぎると思い、朝のうちに「今夜は誕生日兼引っ越しパーティーするから!」と言って、無理やり祝ってもらいました。笑

急なお願いにも関わらず、みんな快くお祝いしてくれて、すごく嬉しかったです。


また、日本の家族や友人から、そして世界中にいる青年海外協力隊の仲間たちから、たくさんの温かいメッセージをいただきました。

自分の生まれた日を、こんなにもたくさんの人に祝ってもらえて、幸せです。

みなさん本当にありがとうございます。

いつも感謝しています。



今日はこの誕生日という節目の日に、10年前の自分と、10年後の自分へ、それぞれにメッセージを書いてみようと思います。


10年前の自分へ

17歳の自分へ。お元気ですか。


私は今、青年海外協力隊としてボツワナという国に来て、小学校の先生をしています。


あなたは今高校2年生ですね。

きっと今頃は学校で、クラスメイトたちのイジりがかなり過激化して、「これはもうもはやいじめなんじゃないか」という状態になって悩んでいる時期だと思います。

授業でとったノートのページに落書きされたり、靴を高いところに投げられて取れなくなったり、背中を思いっきり平手で叩かれたりして、悲しい思いをしていることがたくさんあると思います。

嫌なことがあったあと、授業中に寝たフリをして、「次に何かぶつけられたりしたら、今度こそブチ切れて机や椅子を思いっきり投げつけてやろう」と決心していたこともありましたね。

「学校に行きたくない」と真剣に考えることもあると思います。

そんな中を、歯をくいしばって耐え、なんとか笑いに変えて乗り越えようとしているあなたを思うと、その努力を誇りに思うと同時に、胸が痛みます。

「誰よりもクレイジーになってやる。そうすれば、度が過ぎるイジりもふつうに思えるし、全部笑いに変えていけるはずだ。」

あなたのその考えを思い出すと、なんだか悲しい気持ちになります。

積極的に「バカ」になり、自分の許容範囲を広げ、すべてのことを軽くとらえようとするその姿勢は、今も僕の中に刻み込まれています。
良い意味でも悪い意味でも。


でも、安心してください。

あなたのその姿勢が功を奏してか、修学旅行を機に、それまでイジられていたクラスメイトたちとも、だんだんと仲良くやっていけるようになります。

そして、頭のネジをぶっ飛ばした勢いをそのままに3年生になり、心の底から楽しいと思える高校生活を送ることができます。

楽しみすぎて、高校最後の誕生日にはオムツ姿で全身を金色に塗って教室に登場し、数学準備室に呼び出され、職員会議に議題として挙げられ、次の日に親を呼ばれて怒られます。笑


そう考えると、今はだいぶ落ち着いて、大人になったかなと思います。


17歳のあなたが今の自分を見たら、どう思うのでしょう。

「小学校の先生で、青年海外協力隊か!俺らしくていいね!」と言ってくれるでしょうか。

悩みはあれど、「楽しいことをしよう、人が考えつかない面白いことをしよう」と、日々を一生懸命生きていたそのエネルギーは、今よりも大きかったかもしれないな、と思います。


17歳のあなたが憧れるような、面白おかしく、素敵な人生を歩んでいけるように、一生懸命がんばりたいと思います。


10年後の自分へ。

37歳の自分へ。お元気ですか。

37歳って、もう完全におっさんですね。笑


結婚はしてますか?子供はいますか?
何の仕事をしてますか?

いろいろと聞きたいことはありますが、不思議と、「こうなっていてほしいなぁ」という思いは、あまりありません。

きっと、一生懸命考えて行動してたどり着いた37歳だと思うので、あなたが今幸せなら、どんな形であっても良いなと思います。


10年後というと、初任のころに担任した教え子たちが、すでに成人している頃ですね。
正直、そっちのほうが気になります。笑

ぜひ、一緒に飲みに行ったりしていろいろ聞いてくださいね。
いいなー、めっちゃ面白そう。笑


なんというか、あんまり未来のあなたのことは心配していません。
もちろん将来のことはいろいろと考えますが、きっと今と同じように、悩み、考えながら、なんだかんだ楽しく幸せに生きているような気がします。


ひとつだけお願いがあります。

まわりの人たちを、大切にしてください。
感謝を忘れずに伝えてください。

いま僕は、本当に幸せに生きています。

青年海外協力隊として、ボツワナという素敵な国に来て、大好きな異文化を感じながら、これまた大好きな子供たちに囲まれて、楽しく暮らしています。

「教育の質を高める」という志を持って、精一杯自分の力を人の幸せのために使おうとがんばることができています。


それらはすべて、僕を生み育ててくれた両親と、今まで出会ってきたすべての人たちのおかげです。

人との出会いが、今の僕を作っています。

僕の活動を応援してくれる人もたくさんいます。
誕生日をお祝いしてくれる人もたくさんいます。

本当に、感謝でいっぱいです。


ボツワナという異国の地にいるからこそ、余計感じるのかもしれません。


37歳のあなたも、きっと今以上にたくさんの人に出会い、お世話になってきていると思います。

決して、一人で生きてきたなどとは思わないでください。

たくさんの人のおかげで、今のあなたがあります。

いつも自分のやりたいことに一生懸命なあなたは、ついついそのことを忘れがちです。

僕も感謝の心を大切に、これからの10年間を歩んでいきたいと思います。


10年後、あなたに会えることを楽しみにしています。



以上、10年前の自分と、10年後の自分へのメッセージでした。


あらためて、ハッピーバースデー、自分!

まずは27歳の年を、素敵な一年にしたいと思います!!


重ねて、誕生日のメッセージをくださったみなさん、いつも応援してくださるみなさん、本当にありがとうございます。
おかげさまで明日からもまたがんばれます!


明日はついに、ゲストハウスから自分の家に引っ越しです!



それでは。シャープ!👍



ここまで読んでいただきありがとうございます。

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